はじめて修士を輩出しました
- Masahito Ishikawa

- 4月1日
- 読了時間: 4分
はじめて修士の学生を輩出しました。
3月20日は長浜バイオ大学の卒業式でした。
当研究室からは4名の学士と2名の修士が誕生しました。
卒業・修了おめでとうございます。

修士を修了した杉本さんと横江くんは研究室の1期生です。
講義・実習で会ったこともない教員の研究室を選んでくれたことは感謝しかありません。
約3年間一緒に研究できてとても幸せでした。
横江くんは、僕の前任校から続けているテーマを大きく前進させてくれました。
杉本さんは、長浜に来てから立ち上げたテーマを軌道に乗せてくれました。
二人の修論は超大作です。お世辞ではなく、名大生の修論にも勝るとも劣らない品質です。
二人の出した結果をしっかりと学術論文にすることが僕の宿題です。
今年中に世に出すことを誓います。
卒研生の卒論もすべて大作でした。本学は卒論ハンドアウトの提出が必須であり、最低10ページ以上書かなくてはなりません。
ホッチキスで綴じて事務室に提出する儀式があるのですが、うちの学生4名の卒論は分厚くてホッチキスの針がなかなか通らなかったらしく、卒論の左上が薬物◯毒者の腕のようになっていました(実物は見たことないです。漫画やドラマの情報です)。
彼らは僕が着任した年に入学しました。全員大学院に進学して、もう2年間一緒に研究してくれます。
これからのさらなる飛躍が楽しみです。

「学生の指導は大変ではないですか?」はよく聞かれる質問です。
◯大生と比べて・・・とド直球で質問されることもあります。
「あまり変わらない」が僕の回答です。
どこの学生さんも「研究のやり方」を研究室に入るまで習ったことがありません。
こちらはイチから作法を教える必要があります。
化学や生物学の基礎知識は講義で教わっているはずですが、単位を獲った後はだいたい忘れています。
というわけで、スタートラインはほぼ同じで、こちらの教えることは概ね同じです。
むしろ、本学は1年の頃から実習があるので、配属時点でマイクロピペットを使いこなせるアドバンテージがあるように思います。
研究や実験が好きな子もいれば、好きになれない子もいます。
研究室活動よりも、同級生とだべるとが好きな子や、アルバイトやプライベートを大切にする子もいます。
(これらも今しかできない、とても大切なことかもしれません)
肌感覚ですが、こういったタイプの分布は前任校のときと大差がないように思います。
そもそも大学・大学院で学ぶことは贅沢であり、そのために学費を支払っている学生には「選択」の権利があると思っています。
研究・実験を通じて自己研鑽することを選ぶのも、思い出づくりやモラトリアムの期間として活用する選択をするのも、個々の自由です。
なので、実験しなさい、研究しなさいは言わないようにしています(言ってたらごめん)。
でも、幸か不幸か、その環境に身を置くことになったのなら、そこのリソースを最大限に活用したほうがよいと思います。
僕は、有り難いことに恩師や研究仲間、そして研究費に恵まれ、研究・実験を思う存分にできる環境を整えることができています。
(という自負があります。)
旧帝大ビックラボには及びませんが、そこのBig Professorよりも時間があることが僕の強みです。
概ね毎週、個々の学生さんとディスカッションする時間を設けることができています。
「石川」というリソースも活用してくれたらよいと思います。
杉本さんと横江くんは、大学と研究室のリソースを使い倒してくれたのではないかと思います。
学会発表や学外研究者との交流の機会を沢山設けることもできました。
「ここでしかできない経験ができた。研究室を選んで良かった」と言ってくれたことは僕の宝物です。
二人が研究室を去って1週間以上過ぎましたが、まだ実感がわきません。(有給もらって大学にいなかったからかも)
朝8時に乾燥機から洗い物を取り出す横江くんや、休日にバイト着のまま実験する杉本さんを見なくなってから実感するのかもしれません。
センチメンタルになるのであまり考えないようにします。
今日から研究室が新体制で始動します。
きっと新体制のメンバーが、新しい思い出で寂しい気持ちを上書きしてくれると思います。
いしかわ




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